看護師の健康管理で大切な習慣

看護師がヘルスリテラシーを意識して健康管理を徹底すれば、患者に対する看護の質も高められます。健康管理とは自己管理でもあり、自分の生活をしっかりと管理できる看護師は、高品質の看護を提供できるのです。健康管理の要となるのは睡眠であり、1日の睡眠は7時間から8時間が適切だと言われています。6時間未満だと少なく、9時間以上になると多いことから、睡眠時間は少なくても多くても心身に悪影響を与えるのです。

適切な睡眠時間を考えるうえでは、睡眠リズムの最適化がポイントになります。例えば、22時に床について6時に起きる習慣を継続すれば、その習慣を身体が覚えてくれるのです。日によって就寝時刻がまったく違う人は、生活リズムを整えることは難しいでしょう。睡眠リズムが乱れてしまうと、自律神経が不安定になる、ストレスが増えるなどの問題が発生します。睡眠時間を十分に確保できない人は、勤務中に仮眠をとるなどして調整しましょう。

健康管理が不十分になると、注意力が散漫になります。仕事で最高のパフォーマンスを発揮するには、身体を最適な状態に維持する必要があるのです。休日は身体をしっかりと休めて、心身をリフレッシュさせましょう。適切な睡眠リズムを意識していても、疲れとストレスは少しずつ溜まっていくので、休日はその解消に専念するのです。また、趣味に打ち込むなどして上手に気分転換できれば、脳を元気にしてストレス耐性アップに期待が持てます。